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網膜血管腫

小児にみられる網膜血管腫は、von Hippel病ともいわれ、血管組織からなる過誤腫である。中枢神経系に血管腫を合併した場合はvon Hippel-Lindau病といわれる。滲出性網膜剥離、牽引性網膜剥離を生じることがあり、光凝固や硝子体手術が有効のこともある。
成人にみられる網膜血管腫は、後天性血管腫とみられるが原因不明である。網膜反応性リンパ様過形成、寄生虫など炎症性疾患を鑑別する必要がある。腫瘍からの漏出により、硬性白斑、滲出性網膜剥離を生じたり、嚢胞様黄斑浮腫により視力低下をきたすことがある。網膜周辺部に発生することが多いため、早期に光凝固を十分施行することにより沈静化可能だが、牽引性網膜剥離を生じたり、黄斑浮腫をおこした場合は硝子体手術が有効かもしれない。

 

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小児の続発緑内障

小児期に好発する眼疾患に伴って発症する続発緑内障です。

・未熟児網膜症(ROP:retinopathy of prematurity)
 未熟児網膜症の瘢痕期に水晶体後面の線維性血管膜が収縮することによって水晶体が前方に圧迫され、閉塞隅角緑内障をきたすことがあります。

・網膜芽細胞種(Retinoblastoma)
 腫瘍が大きくなると水晶体や虹彩が前方に圧迫されて閉塞隅角緑内障をきたすことがあります。また、腫瘍細胞が前房内へ浸潤し、隅角につまって眼圧を上昇させることもあります。

http://homepage2.nifty.com/KatoEyeClinic/glaucoma2.htm

 

http://web.sc.itc.keio.ac.jp/anatomy/brainstem/brainstem-index.html

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