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パソコンでBlu-rayが再生できない

先に結論。結局、私はJungle社の、「Arcsoft BD&DVD Theatre 3D」を電気店で購入してしまった。
(インターネットでダウンロード販売の方が店頭で買うより安いと思われる。店員さんに聞いたら、「2年くらいでBlu-ray再生ソフトを買い替えるのが普通(←!!)」らしい。消費者からしたらふざけた話である。
しかし、一応、上記ソフトはUser Interfaceがよかったので今回のソフト購入は満足。
Vectorの上記ソフトのコメントを見ると、うまくいかずに困っている人もいるようだが、私は普通に使えている。
(自作パソコン、Win7 Professional 32bit, core i5-750, RADEON HD 5750))

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SONY HMZ-T1
http://www.sony.jp/hmd/products/HMZ-T1/

を銀座で体験。私は眼鏡をかけながらではあったが、両眼ともピントをあわせることができて、3Dもしっかり見えたので、満足。

ということで3D対応のBlu-Rayソフトを探してみた。

超高価格で内容も新作でもないし、3Dにしただけで1万円以上するBlu-Rayではあるが、

攻殻機動隊 S.A.C. SSS 3D
http://www.amazon.co.jp/%E6%94%BB%E6%AE%BB%E6%A9%9F%E5%8B%95%E9%9A%8AS-SOCIETY-ANOTHER-DIMENSION-Blu-ray/dp/B004V6A518/ref=pd_sim_b3

のBlu-Rayを奮発して購入した。現時点では3Dディスプレイは家にはないので、とりあえず、2DのBlu-Rayを自分のパソコンで再生しようとした。
ところが、いつものように自宅の自作パソコンで再生しようとすると、

「ソフトをアップデートしてください。」
(たしか、Power DVD v8という、Blu-rayドライブ購入時に付属していたソフトだったと思う。。。)

みたいな表示が出て、アップデートを押して、「アップデートが完了しました」と表示が出ても、「ソフトをアップデートしてください。」の表示がまた出てきて、再生できない。

このソフトは1万円以上もしたのに、再生できないなんて、一瞬、絶望しかけた、、、

「なんじゃこりゃ」と思ってググったところ、

http://ja.wikipedia.org/wiki/Advanced_Access_Content_System

というシステムで、新しいBlu-Rayを再生するためには、(半年おきくらいに?)暗号解除のために新しいパスワード(?)を入手しなければならないらしい。

Blu-Ray再生用ソフト作成会社も、自分の会社の売り上げのために、発売してからある程度の期間が経過すると、ソフトウエアの暗号キーのアップデートを打ち切るのであろう。(ver.8を購入した人に、1年経過したら、次のver.9を購入してね!購入してくれないと新しいBlu-Rayは再生できないよん。ということである。)

これはあんまりである。

正規のハードウエア、正規のソフトウエアを購入し、普通に見ようと思ってパソコンでBlu-Rayを見ようとしても、見ることができないのである。

某掲示板のPower DVDの板では、「スターウォーズんもBlu-Ray()2011/9月発売が再生できない!」と嘆いている人がたくさんいて、妙に親近感がわいた。とりあえずは、power DVD 11の体験版(30日間かな?)を使用すれば一時的に見ることはできるらしいが、うざいことこの上ない。

著作権保護が大事であることは重々承知ではあるが、正規で購入した人がストレスなくみられるようにくらいは配慮してもらいたい。

著作権を無視した行動
→本来の著作権者にお金が入らない
→有能な著作権者が次回作を作れない(作らない)
→消費者が面白い作品を見ることができなくなり、結局困る

と一番困るのは消費者であろうが、まあ、悪徳業者はそんなことおかまいなしに一時の利益のためにハード、ソフトの転売をこれからも行っていくだろう。AACSのような中途半端なコピーガード技術の費用対効果にはかなり疑問がある。

結局のところ、業界の「著作権保護」というのは、あくまで建前であって、「私的録音録画補償金」や、「HDMI規格の年会費およびロイヤリティ」「B-CASカード」「JASRAC」「地球温暖化詐欺(CO2排出権取引)」といった、「お金を得るための口実」のために、AACSなどの策定を行っているのであろう。テレビなどの画質も十分と思えるくらいまで向上しており、今後、20年以上は、1080pより上の画質の動画ファイル、メディアなどは普及しないだろうし、企業はそれでもお金を稼がなければいけないので、「利権」による収入向上を図っていくのは、資本主義の限界か。(といっても社会主義は独裁主義になるのでお断りだが。)ここでも、困るのは消費者であり、こんなこと考えても腹が立つだけなので、ここらへんでやめておこう。

JASRACなんて、作詞作曲者が自分の曲をライブで演奏したところにやってきて、「この曲を歌ったのだから、著作権料をJASRACに払いなさい。」と真顔で言ってくる会社である。そのかわり、著作権を守るといった理屈は分からなくはないが、おそらく、

曲を歌った人→JASRAC→曲を作った人

のお金の流れのうち、JASRACが搾取(?)する中間マージンが、派遣社員のそれと同じで、高すぎるのであろう。

そういえば、昔、コピーコントロールCDをツタヤで借りて、自宅のCDプレーヤーで再生したら、CDプレーヤーがぶっ壊れて、使い物にならなくなった苦い経験もある。

AACSという制度はBlu-Ray、3Dディスプレイの普及の足かせになっていることは間違いないだろう。

そういえば、近々、HDMI以外の端子(D端子など)でのアナログHD出力も制限されるとかいう話があるが、またさらに面倒なことになってくるのだろうか。。。

(詳しくは知らないし、調べる気もおこらないが、テレビで見るためのBlu-ray再生器ならば、おそらく問題は生じないのであろう。)

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